時速4キロで歩く飛鳥と、足指がつなぐ身体の知恵
現代の暮らしは実に便利ですが、旅の醍醐味は「歩くこと」そのものにあります。歩くスピードは時速約4キロ、1400年前の古代人とまったく同じです。文明の発達した現代において、あえて時速4キロで進む旅こそ、他では味わえない最高の贅沢ではないでしょうか。
その歩く旅に最もふさわしいのが「飛鳥・藤原の宮都」として世界遺産に多くの遺跡が登録された奈良県明日香村です。聖徳太子や天武天皇らがそれぞれの時代で国の未来を議論した日本の原点であり、高松塚や石舞台、謎の巨石が点在する歴史とミステリーの宝庫。のどかな田んぼの畦道をゆっくり踏みしめると、日頃のストレスがすーっと消えていきます。この旅を支えるのが足元の知恵です。昔の人は鼻緒のある履物で自然と「足の指」を使って歩き、身体を整えていました。親指が自由になる足袋型の構造は、土踏まずのアーチを保ち、ふくらはぎのポンプ作用を高めて歩行の疲労を大きく軽減してくれます。忙しく巡るのではなく、「ただ歩いているだけで心地よい」のが飛鳥の魅力です。一日の終わりに「たくさん歩いたのに足が楽だった」と実感する。まずは、足袋型の靴下を履いて自らの足で歩く楽しさを感じていただければ幸いです。(2026年9月23日 宇宙一靴下大好き社長のくつ下話)
写真は飛鳥の棚田風景


















