靴下がつなぐ、出会いと未来
一年の締めくくりとなりました。今年も本連載をご覧いただき、誠にありがとうございました。
今年は、万博に靴下を提供したことからスタートし、私たちにとって大きな刺激に満ちた一年となりました。お客様一人ひとりが「お気に入りの靴下」に出会い、「靴下で暮らしが変わる体験」をしていただけるよう、私たちは日々、地道にものづくりを重ねてきました。中小企業が目指すべきは、競合他社や大企業の真似ではなく、お客様が抱える具体的な「悩み」に寄り添うことです。ファクトリーブランド「エコノレッグ」では、大阪タカシマヤに常設コーナーを設けたほか、自社工場を開放して「オープンファクトリー」を開催し、靴下ソムリエによる相談会を通じて、お客様の声を直接伺う機会を増やしてきました。こうしたお客様との「つながり」こそが、新たな靴下づくりの原動力です。「目指す方向が間違っていなければ、それに気付いた時が行動する時」。どんなことも、積み重ねなくして前に進むことはできません。これからも変化を恐れず、世の中の変化に挑戦し、自らも成長し続けていきたいと思います。2026年も引き続き、靴下を通して周囲を巻き込み、皆さまと共に、幸せで持続可能な地域社会の実現を目指してまいります。どうぞ良いお年をお迎えください。
(2025年12月24日 宇宙一靴下大好き社長 西垣和俊)


















