冷房による「冷え疲れ」と「むくみ」対策に、夏こそ靴下を!
連日の猛暑でエアコンが欠かせないこの季節。快適なはずの室内でも、「なんとなく体が重い」「夕方になると足がむくむ」といった不調を訴える方が増えています。その原因のひとつが、“冷房疲れ”による血行不良です。冷気は性質上、床付近にたまりやすく、特に足元は心臓から最も遠いため血流が滞りがち。冷えやすく、老廃物もたまりやすいため、むくみやだるさの原因になります。こうした冷房による冷え疲れには、足元の保温と着圧によるサポートが効果的です。靴下や着圧ソックスを着用することで冷えを防ぎ、血流をサポートできます。冷えを特に感じやすい方には、レッグウォーマーの併用もおすすめです。
着圧ソックスは足首からふくらはぎにかけて段階的に圧を加えることで、血液やリンパの循環を促進し、むくみの軽減、疲労感の緩和、こむら返りの予防にも役立つとされています。「夏に靴下なんて」と素足の方も多いですが、通気性・吸湿性に優れた夏用素材や締めつけ感が少なく快適に使えるタイプを選べば、日中はもちろん、夜間の冷房による冷え対策にも最適です。冷えとむくみは、見過ごされがちな夏の体調不良の一因。足元からのケアを意識することで日々を心地よく過ごすために、足元から整えてみませんか。
(奈良新聞連載・宇宙一靴下大好き社長のくつ下話80号より・2025年7月23日付)