コラム

天然繊維100%の靴下

戦後強くなったのは靴下と女性―。戦後、女性の社会進出が進んだこと、技術の向上によって靴下の耐久性が向上したことを表現しようとした言葉です。

それだけ靴下は弱かったということです。当時、靴下に限らず、繊維の原料といえば綿・麻・絹・羊毛(一部の獣毛)でした。

しかし、人が歩くとき、靴下はその人の体重の何倍もの摩擦にさらされ、常に繊維をたたいている状態です。使用方法によっては1日ももたずに破れてしまい、天然繊維のみでは、なかなか強度が出ませんでした。

そのような環境の中、1935(昭和10)年にナイロンが発明され、そのうたい文句 が「水と空気と石炭から作られる、クモの糸よりも細く、銅、鉄より強く、絹よりも美しい繊維」でした。

1951(昭和26)年には 日本でも合成繊維の生産がスタート。工場の機械で大量に安く生産でき、靴下の製造でも必要とされるようになりました。

そんな中、天然繊維100%の靴下は希少価値があるのではないでしょうか。合成繊維で作られた靴下よりも保温性・吸湿性・方湿性に優れています。

快適な靴下を追求し、天然繊維の良い所を取り入れた靴下の開発も進めています。

 

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