31社目の挑戦。理学療法士と共同開発した「未来を歩く靴下」
ものづくりの本質は、効率や利益だけでなく「誰の、どんな課題を解決するか」にあると思ってます。昨年、私たちは一人の理学療法士、田中寛人さんと出会いました。ダウン症の息子さんを持つ父でもある田中さんは、「ダウン症児特有の外反扁平足による負担を器具ではなく靴下で軽減できないか」という強い想いがありました。驚いたのは、彼が国内の靴下メーカー30社以上に相談し、そのすべてで断られたという事実です。特殊な設計と手間を要する製品は、効率を優先する現場では敬遠されてしまったのです。しかし、目の前の一人の深い悩みに応えることこそが、社会的な意義であり、新たな技術の扉を開くのではないでしょうか。開発は試行錯誤の連続でした。アーチを支える的確なサポート力と、子どもが嫌がらない優しい肌触り。理学療法士の知見と、弊社の靴下技術を掛け合わせ、幾度も試作を重ねました。そしてようやく完成した一足。今行われている田中さんのクラウドファンディングには、今、多くの共感と想いが寄せられています。この靴下が、子どもたちが自分の足で力強く未来へ踏み出すための一助となれば、これ以上の喜びはありません。
(宇宙一靴下大好き社長のくつ下話 2026年3月25日)


















